ピルは長期間飲み続けてもOK?妊娠前だから気になるアレコレ

ピル

避妊目的だけでなく、生理痛の軽減や子宮内膜症の治療にも使われる低用量ピルですが、女性のみなさんが最も心配になるのは、「今後無事に妊娠できる?」といったことですよね。

  • ピルは飲みたいけど、まだ妊娠前だから不安
  • ピルを飲んだことによって不妊症になったらどうしよう
  • ピルを長期間飲み続けてしまったら、妊娠に悪影響があるんじゃないか

などなど、妊娠前だからこそ気になることがたくさんあることでしょう。

このページでは、そんなピルがもたらす悪影響について解説していきます。

妊娠前にピルを服用するのは危険?

妊娠前にピルを服用することで、みなさんが不安に思っている主な3つの事柄について取り上げてみました。

①ピルを妊娠前に飲むと不妊になる?

結論から言うと、ピルの服用とその後の妊娠率については関係がないということが、研究データよりわかっています。

不妊症の原因の1つとして「子宮内膜症」という病気があります。

子宮内膜症とは
子宮内膜症とは、通常は子宮の内側にしかない子宮内膜細胞が、なぜか身体のさまざまな場所によく似た細胞を発生させてしまう病気です。命に係わることはありませんが、炎症や痛み、癒着(ゆちゃく)の原因にもなります。

ピルを服用し、排卵をコントロールすることで子宮内膜症の症状を軽減させられることから、治療にピルを使うことがあります。

このようにピルを使用することで、不妊になる原因を改善することも可能です。

また、排卵の周期が不定期な人もピルを飲むことで、安定的に排卵できるようになり、自然妊娠がしやすくなるという例もあります。

このことから、妊娠をしたことがない女性がピルを飲むことで不妊になるという噂は、デマだと言えます。

②ピルを長期間飲み続けると妊娠できなくなる?

ピルを服用していても、不妊には直接関係がないことがわかりましたが、今度はこれを長期間続けても問題ないの?という不安がでてきますよね。

こちらも、ピルの服用期間とその後の妊娠については直接関係がないと言われています。

生理不順や生理痛などに悩むのは10代~20代の若い年齢層の女性が多く、10年以上服用する方も決して珍しくありません。そういった長期間の服用であっても、妊娠への悪影響はないとされています。

また、定期的に検診を受ける必要がありますが、ピルには特に服用期間に制限もありません。

③ピルを飲むことで自力で排卵しにくくなる?

ピルを飲むことで排卵を薬でコントロールできるため、服用をやめると自力で排卵しにくくなるのでは?と心配になる人もいるかもしれません。

その考えは実は逆で、排卵の周期が不定期であったり、生理がきても無排卵で出血だけするという状態で妊娠しにくくなっている女性も多くいます。

そういった場合、ピルで排卵の周期を整えることで体が正しい生理のリズムを記憶し、ピルの服用をやめても自力で排卵ができる手助けをしてくれる役割になります。

また、何らかの原因で前の周期からの卵胞が残り、新しい卵胞の成長の妨げになることも。

そんな時もピルを服用すれば、新しい卵胞を育てられるように調整することも可能です。

ピルを飲むことで考えらえる悪影響

ピルが妊娠には影響がないということを説明してきましたが、考えられる悪影響もゼロではありません。

症状はさまざまですが、主に以下のような副作用が考えられます。

  • 吐き気、頭痛
  • 胸が張る
  • 不正出血
  • むくみ
  • 血栓症

この中でも怖いと感じるのが「血栓症」ではないかと思います。

血栓症とは、血管の中を流れている血液が塊となって血管を詰まらせることを言います。

血栓症になりやすい条件もあり、肥満気味の人や喫煙者はそのリスクが高まると言われています。

アメリカでのデータに「18歳の女性190万人が1年間服用して4人の発症があった」といった報告事例もありますが、数字で見ると極めて少ない確率といえます。

それ以外にも頭痛・吐き気などの副作用も考えられますが、低用量ピルにはいくつか種類がありますので、自分に合ったピルに変えることで副作用が緩和することもあります

いずれにせよ、ピルの服用期間中は定期的に検診を受けて、異常がないか確認しながら服用を続けていけば特段不安になる要素はありません。

ピルの服用とその後の妊娠の関係

ピルが誕生したのは今から約60年も前の1960年代です。

そのころのピルは不妊に繋がることも考えられたようですが、最近のピルはホルモン量も少ないですし、将来的に不妊になってしまうといった悪影響はありません

また、過去に服用していたからと言って、生まれてくる赤ちゃんに先天性の異常が発生するということもピルとは関係がありません。

「ピルを服用すると後が怖い」といった印象が強いかもしれませんが、近年の医学ではピルの服用は後の妊娠に影響はないと明言されていますし、実際にピルは世界で1億人以上が服用していると言われています。

今、生理痛や子宮内膜症、または避妊のためにピルの服用を悩んでいる人は、後の心配よりも今の問題を解決して快適な生活が送れるように、ピルの服用を考えてみても良いと思います。

ピルを服用していた多くの女性が妊娠・出産しているという事実

ピルを服用していることで不妊になってしまったという人がいない反面、ピルを服用していても実際に問題なく妊娠・出産できた人が多く存在します。

私もその一人です。

排卵の周期が不定期で生理も無排卵状態だった私も、このままでは妊娠が難しいと言われましたが、ピルを服用し、30代で自然に妊娠・出産が行えました。

  • 18歳
    生理不順で低用量ピル(ルナベル)を服用開始
  • 30歳
    結婚を機にピルの服用を中止
  • 30歳
    ピルをやめて半年後に妊娠
  • 31歳
    第一子 出産
  • 33歳
    第二子 出産

「いつか妊娠したい!でも今は・・・」と思っている女性でも、妊娠したいときはピルの服用を中止すれば、数か月の間に排卵され妊娠できる状態になりますので、いつでも簡単にやめられるのもメリットの1つです。

ピルは妊娠したいと思ったときに、いつでも妊娠できる体づくりを助けてくれるアイテムといっても過言ではなさそうです。

不妊で悩む女性も多く、要因も様々だと思いますが、ピルの服用は不妊とは関係ありませんので、安心して服用を検討してみてください。

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