ピルの副作用が怖い!人工的に排卵を止めても不妊になる心配はない?

ピル

ピルを服用してみたいと考える人にとって最も恐れているのが「副作用」ではないでしょうか。

ピルの副作用は重篤で怖いという印象が強いかもしれませんが、これを読めばきっとピルの副作用へのイメージが変わると思います。

ピルの副作用と服用後の不妊について詳しく解説しますので、不安に感じている人は是非読んでみてください。

ピルの副作用について

ピルには副作用があることが知られていますが、具体的にはどのような副作用があるのでしょうか。

血栓症

ピルを服用するうえで、最も重篤な副作用は血栓症だと言えます。

血栓症とは、血管内に血のかたまり(血栓)がつくられ、血流が閉塞してしまう状態のことです。

血栓症は最悪の場合、肺塞栓などの重篤な病気になりかねず、死亡例もあるため、恐れている人も多いのではないかと思います。

しかし数字で見ていると、その数というのはさほど多くないことがわかります。

静脈血栓症発症のリスク(年間10,000人あたり)

  • 低用量ピルを服用していない女性:1~5人
  • 低用量ピルを服用している女性:3~9人

血栓症の疑いがないかピルの処方前に必ずチェックされますし、服用中に万が一異変が現れた場合は早めに医療機関を受診することで防ぐこともできます。

頭痛・吐き気

ピルを服用していて最も多い副作用が頭痛や吐き気だと言われています。

ほとんどの場合、継続することで無くなることが多いですが、どうしても解消しない場合はピルの種類を変えるなどの対策もあります。

ピルには複数の種類がありますので、どうしても合わないと感じる場合は医師に相談するようにしましょう。

眠気

ピルの服用を始めるとホルモンバランスが変わるため、中には眠気に悩まされる人もいます。

ピル服用期間中は、基礎体温が高くなり体温のリズムに抑揚がなくなるため、眠気が強くなったり、睡眠が浅くなったりしてしまいます。

しかし、服用を続けることによって次第に体がピルに慣れてくるため、最初は眠気を感じる人がいても徐々に解消されていくケースがほとんどです。

ピルは種類によって含まれるホルモンの種類が違いますので、ピルを変えることで眠気が収まることもあります。

服用して数か月様子を見ても改善しない場合は、やはり医師に相談してみるようにしましょう。

ピルの間違って知られている副作用

ピルには副作用があることが知られていますが、中には間違った噂も飛び交っています。

間違って覚えられているピルの知識については、認識を正していきましょう。

太る

ピルを飲むと太るといったことを聞きますが、これには医学的な根拠はなく、ピルを飲んだせいで太るといったことはありませんし、多くの研究結果からも「ピル服用と体重増加は直接的には関係がない」という結論が出ています。

ピルを飲むと太るといった話は、おそらくピルに含まれる女性ホルモンの1つ、プロゲステロン(黄体ホルモン)に水分を溜め込む作用があるために、むくみを生じる人がいますので、そのことから太るといった噂に繋がったことが原因の一つと考えられています。

また、ピルを服用することで体調が改善し、食欲増進したというケースもあるので、こちらも結果的に体重増加に繋がってしまうケースもあります。

いずれにせよ、ピルを服用することで直接太るケースはあまりないと言えます。

長期間服用すると悪影響

ピルを長期間服用することで、何かしら体に悪影響があるのではないかと考える人もいるかもしれませんが、こちらも長期間の服用での影響はないという報告があります。

特に月経困難症や子宮内膜症の治療となると、長期間の服用になってしまうかもしれませんが、利用期間については特に気にする必要はありません。

むしろ、長期間ピルを服用することでその間排卵がストップする=卵巣を休めていることから、ピルを使っていた人と使っていない人では、同じ30歳を迎えたときに、ピルを使用していた人のほうが卵巣の機能が良かったという報告もあるくらいです。

ただし、服用期間中の定期的な検診は必ず実施するようにしてください。

不妊症になる

こちらも、妊娠前の女性にとっては不安な話ですが、ピルを服用していたからと言って将来不妊になってしまうという医学的な根拠はありません。

人工的に排卵を止めていることで、何かしら影響が出ると考えてしまうのでしょう。

しかし海外のデータでは、ピルの服用をしていない人に比べて長期間ピルの服用をしていた人のほうが、妊娠しやすくなったというデータもあるくらいです。

ピルは不妊の原因となってしまう子宮内膜症の治療にも使われたり、生理周期をコントロールすることで排卵周期も整い、妊娠しやすい体になるとも言われています。

ピルは、服用を中止すればまた元に戻りますので、妊娠をしたいと思ったタイミングですぐに辞められるのもメリットの1つです。

ピルを服用する時の注意点

服用する際には注意点がいくつかあります。

ピルを服用するうえで、これらの点を注意していけば何ら怖い薬ではありませんので、一つ一つ確認してみてください。

たばこは吸わない

ピルの最大の副作用でもある「血栓症」は、タバコを吸うことで発症リスクがかなり高くなります。

そのため、ピルを服用している間は必ず禁煙するようにしましょう。

飲み合わせの悪い薬やサプリは飲まない

ピルと相性の悪い薬も存在します。

ピルの効能を下げるだけではなく、中には作用を強めてしまう薬もありますので、持病などから普段薬を服用している人は、ピルを処方してもらう前に医師に相談してから決めましょう。

また、市販されているサプリメントの中にはピルに影響のあるサプリメントも存在します。

こちらも、普段から飲んでいるものがある場合は、商品を持参して医師に相談してみると良いでしょう。

飲み忘れをしない

ピルは基本的には毎日飲む薬です。

ピルの服用を忘れてしまうと、ピルの効果が薄れてしまうので毎日きちんと服用することが大事なポイントとなります。

毎日飲むことを忘れないように、アラームをセットしたり部屋の目につく場所に張り紙をするなど自身で工夫をして忘れないように注意しましょう。

ピルの副作用は怖くない!

ピルの副作用については、誤った情報が出回っていることが多いです。

ピル自体は安全性が確認されており、世界中でもとても多くの女性が利用しているポピュラーな薬です。

間違った情報に左右されることなく、正しい情報を得て安心してピルを使用できるようにしましょう。

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