こんなにもある?!低用量ピルの種類を徹底比較!

ピル

低用量ピルには、実はいろいろな種類があることをご存じですか?

低用量ピルには様々な効用があると同時に、それぞれの役割に特化したピルがあります。

そこで、低用量ピルの種類について徹底的にわかりやすく比較しますので、自分に合ったピルを見つけてください。

ピルの種類はこんなにある!

ピルは1錠中のエストロゲンの量によって高​用量、中用量、低用量、超低用量に分類されます。

まずは、ピルのことを理解するためにそれぞれの効能や特性について見ていきましょう。

高用量ピル

1960年に最初に認可されたものは「​高用量ピル」で、当時は確実に避妊ができると女性たちの間で大きな反響を引き起こしました。

高用量とは、それだけピルに含まれているホルモンの量が多いということです。

その反面、副作用も強いため、悪心・嘔吐が強く服用できないと訴える女性も多く、中には重篤な健康被害が報告されたため、副作用の軽減を目指して中用量ピルが発売されました。

そのため、現在は中用量や低用量がメインとなり、高用量ピルは使用されていません。

中用量ピル

中用量ピルは、エストロゲンと呼ばれるホルモン量が高用量ピルよりは少なく、低用量ピルよりは多いというものです。

月経移動や月経困難症、緊急避妊薬としても使用されますが、ホルモン量の配合が多いため、低用量に比べて効果が高く、飲み忘れても影響が少ないというのがメリットです。

その反面、成分量が多いため副作用も出やすいことがあるデメリットもあります。

避妊や軽度の月経困難症であれば低用量を使用することが多いですが、ホルモンの病気の治療などを目的とする場合は、症状によっては中用量を使用するケースもあります。

また、近年は利用が減ってきものの性交後に服用する緊急避妊薬として使用されることもあります。

低用量ピル

中用量に比べてホルモン量が少なく、副作用も軽く済むため現在主流で出回っている多くのピルが低用量です。

月経困難症や避妊だけでなく、長期間服用することで子宮内膜症などの治療を目的として服用することもあります。

副作用も少なく、比較的安全に使用できる低用量ピルですが、ホルモン量が抑えられていることもあり、飲み忘れると効果が薄れるというデメリットがあります。

超低用量ピル

超低用量とは、ホルモン量を少なくした低用量よりさらに少なくしたものです。

症状によっては、超低用量でも十分に効果が期待できる場合もあり、そういった場合は医師より超低用量を勧められるケースもあると思います。

また、低用量ピルに比べてホルモン量が少なく、その分副作用も少ないので低用量が合わない人でも試してみる価値があります。

アフターピル

ピルというのは普段から毎日服用するものですが、アフターピルは「緊急避妊薬」であり、避妊に失敗してしまった等の予期せぬ事態に緊急的に使用するものです。

基本的には性交後に72時間以内に服用し、その時間が早ければ早いほど高い効果が得られます。

ただし、アフターピルを使用しても確実に妊娠を防げるわけではなく、思わぬ副作用が出るケースもあります。あくまでも緊急用に使用するもので、常時服用するものではありません。

また、アフターピルは普通のピルとは使用用途も異なりますので、基本的には低用量ピル等で代用はできません。

低用量ピルの種類は大きく4種類

ピルの中でも今最も多く出回っている「低用量ピル」について詳しく見ていきましょう。

低用量ピルの中にも様々な種類があり、大きく分けると第一世代から第四世代まで4種類存在します。

その4種類の世代の一番の違いは、使用されている黄体ホルモンの種類になります。

それぞれ各世代の特徴やホルモンの種類について見ていきましょう。

第一世代(ノルエチステロン)

使用されている黄体ホルモン・・・ノルエチステロン

一番最初に製造承認されたピルで、生理中の経血の量を減らしたり生理痛を和らげる効果に優れているだけでなく、ニキビや肌荒れの改善にも効果が期待できます。

ただし、不正出血の頻度が高くなるというデメリットもあります。

第二世代(レボノルゲストレル)

使用されている黄体ホルモン・・・レボノルゲストレル

ホルモン量を抑える目的で70年代に開発されたピルで、不正出血が起こりにくく生理周期を整えたい場合に優れているのが第二世代ピルです。

第1世代で不正出血が多く報告されたため、新たに開発されたのが第二世代なのですが、作用が強く、ニキビが出る、体毛が濃くなる、体重が増えるなどの男性化作用(アンドロゲン作用)が強く出るようになりました。

第三世代(デソゲストレル)

使用されている黄体ホルモン・・・デソゲストレル

1980年代に開発されたピルです。

第二世代で男性化作用(アンドロゲン作用)が強く出てしまったため、その作用を抑制されたものが第三世代です。

低用量ピルの副作用にある一時的な肌荒れが最も出にくいピルと言われており、ニキビの改善や多毛の症状を改善することに期待ができます。

第四世代(ドロスピレノン)

使用されている黄体ホルモン・・・ドロスピレノン

超低用量化されているので副作用が起こりにくいと言われています。

第三世代までのピルに比べて、男性化作用(アンドロゲン作用)がほとんどなく、各世代の中では最もむくみや一時的な体重増加が起こりにくいのが特徴です。

日本ではまだ未承認ですが、海外では第四世代のピルを月経期分不快障害の治療薬として使用することも認められています。

低用量ピルの製品を徹底比較!

世代 主な製品 特徴 含有ホルモン
第一世代 シンフェーズ
ルナベル
フルウェル
※ルナベルの後発品(ジェネリック)
副作用が出やすいが、男性化症状(アンドロゲン作用)が出にくい。
ニキビや肌荒れに効果あり。
ノルエチステロン
第二世代 トリキュラー
ラベルフィーユ
※トリキュラーの後発品(ジェネリック)
アンジュ
高い効き目が期待できるが、男性化症状(アンドロゲン作用)のリスクがあり。 レボノルゲストレル
第三世代 マーベロン
ファボワール
※マーベロンの後発品(ジェネリック)
第二世代の効果をそのままに男性化症状(アンドロゲン作用)がほぼないのが特徴。
ニキビ治療や多毛症の改善にも効果あり。
デソゲストレル
第四世代 ヤーズ
ヤーズフレックス
避妊効果を維持しつつも、第三世代よりさらに副作用が少ないと言われている。
月経困難症や子宮内膜症の治療薬にも使用される。
ドロスピレノン

また、低用量ピルには21錠タイプと28錠タイプの2種類があります。

21錠タイプは1ヶ月のうち7日間ピルの服用をお休みし、それ以外の21日間は毎日飲むタイプのピルです。

28錠タイプは飲み忘れ防止のために、21錠タイプのピル+有効成分の入っていないプラセボ錠と呼ばれる偽物のピルが7錠入っているピルになります。

21錠タイプと28錠タイプで薬の成分に違いがないため、体への影響に差はありません。

28錠タイプのプラセポ錠(偽薬)は毎日服用することを習慣をつけるために考えられたものですので、飲み忘れてしまうことが心配な人は、服用を習慣づけるという意味でも28錠タイプにしてみると良いかもしれません。

日本で最も服用されているのは「トリキュラー」という製品になりますが、誰しもが必ずこの製品が合うとも限りません。

金銭的なこともあり、比較的安値でピルを使用していきたいと考えている人にとっては、ジェネリック医薬品もお勧めです。

ジェネリック医薬品でも効果は変わらないと承認を得ている薬剤ですので、基本的に効用に問題はありません。しかし、人によっては医師からジェネリック医薬品を勧められないケースもありますので、ジェネリックを検討している人は事前に相談してみましょう。

効果や目的によっても使用するピルは違いますし、もちろん人によって合う合わないなど様々です。

どれを使えば良いか迷ってしまうかもしれませんが、安全にピルを使用するためにも、まずは医師に診察を行っていただき、自分の目的と体調を考慮したうえで勧められた薬剤を使用するようにしましょう。

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