ナプキンって正直気持ち悪いですよね。
つけている感覚があるのはもちろんですし、量が多い場合は夜用の分厚いナプキンをしなければならず、更に気持ち悪さが増します。
生理はおよそ月に1回1週間やってきて、それを止めることはできません。
そんなナプキンが気持ち悪い人に、ちょっとした対策で生理期間をとても快適に過ごせる改善方法をいくつか伝授しますので、悩んでいる人は是非試してみてください。
ナプキンが気持ち悪い原因
ナプキンをしていて気持ちが悪いと感じる原因がいくつかありますので、まずはその原因から見ていきましょう。
ムレる
ナプキンで最も不快感を感じるトラブルと言ってもいいのが「ムレ」ではないでしょうか。
ナプキンは経血を逃さず吸収し外部に漏らさないことに優れている分、通気性が悪く蒸れやすいということがあります。
女性のデリケートゾーンはその構造上からもただでさえ通気性が良いとは言えないのですが、そこへナプキンを付けることでさらに通気性は悪くなります。
特に夏の暑い時期は蒸れやすく、蒸れることが不快感に繋がりやすくなります。
ごわごわ感・肌ざわりが悪い
ごわごわしたり、肌触りが悪く感じることもあります。
どうしても夜用など吸収率の高い商品を使用するとそれだけ分厚くなり、ごわごわ感も強くなってしまいます。
そうなると、歩くたびに違和感を感じやすく、気持ち悪いと思う人も多いのでないでしょうか。
かゆみ・かぶれ
先ほど記述した「むれ」が、最終的にはかゆみ・かぶれに発展します。
そうなるとナプキンをしなければいけませんが、ナプキンを付けると蒸れて痒くなる・・・といった負のループに陥り、生理期間中はかゆみ・かぶれと闘わなければならなくなります。
市販でもかぶれを改善する塗り薬なども販売されていますが、これが毎月となると毎回ケアすることもストレスに。
ナプキンが気持ち悪い時の5つの改善策
では、ナプキンが気持ち悪いと感じたときにどのように対策すれば良いのでしょうか。
手間とお金をなるべくかけずに快適に過ごせる方法をいくつかご紹介したいと思います。
ウォシュレットのビデ機能を使う
まず、ナプキンの不快感の原因の1つである「かゆみ・かぶれ」を軽減する方法として、ウォシュレットのビデ機能を使用するということです。
ナプキンの交換のたびにトイレのビデを使い、デリケートゾーンを清潔に保つことでかゆみ・かぶれをかなり軽減することができます。
ただし、ビデ機能の使用は賛否両論で、自宅ならまだしも外出先で不特定多数の人が使用しているようなトイレではウォシュレットの機能を使用したくないという人も大勢います。
こればかりは意見が個人で別れると思いますが、かゆみ・かぶれがどうしても気になるという人は、自宅だけでもビデ機能を使用してみると、かゆみ・かぶれが改善するかもしれません。
デリケートゾーン用のパウダーを使う
生理やおりものなどの不快感を軽減するために、ナプキンに使用するパウダーが市販で販売されています。
このようなパウダーを塗ることで、ナプキンと肌の張り付きを抑えることができるので、ナプキン使用時の独特な不快感を軽減することが可能です。
カバンの中に忍ばせておけば外出先でも使用できますし、突然の生理にも対応できます。
タンポンや月経カップのほうが快適なことも
ナプキンを使用するのがどうしても気持ち悪いと感じる人にとっては、タンポンや月経カップのほうが不快感が少なくすむこともあります。
タンポンや月経カップは装着方法が正しければ、ほぼ違和感なく過ごすことができます。
さらに、経血の量が多くなければナプキンを併用しなくても大丈夫なので、ナプキンなしで生理期間を過ごすことも可能です。
タンポンや月経カップは、ナプキンと違って交換頻度も少なくて済むというのも魅力の1つかもしれませんね。
ただ、タンポンや月経カップはごくごく稀ではありますがトキシックショック症候群(TSS)という症状を発症する可能性があります。
トキシックショック症候群(TSS)とは、
非常に短い時間で重篤な病態を引き起こす敗血症の一種です。TSSは、よく知られているバクテリアの黄色ブドウ球菌によって引き起こされます。黄色ブドウ球菌は、3人に1人の割合で皮膚、鼻の穴、脇の下、足の付け根や腟に生息している細菌で、通常、害はありません。まれなケースですが、それらバクテリアの一部がTSSを引き起こす毒素を産生する場合があります。
勘違いしないでほしいのは、「タンポンを使用する=トキシックショック症候群(TSS)になりやすい」ということではありません。
トキシックショック症候群(TSS)とは、火傷や手術などの傷・ひどい風邪やインフルエンザの後・出産、流産、中絶後の感染により発症することがあり、タンポン等の使用だけが原因ではありません。
トキシックショック症候群(TSS)には以下の典型的なサインがありますが、原因が生理やタンポンに関連している場合は、生理開始から3~5日以内に症状が現れるのが一般的と言われています。
- 高熱(39度以上)
- 悪寒
- 吐き気、嘔吐
- 下痢
- 頭痛・筋肉痛・咽頭痛
そのためタンポンや月経カップを使用していて思い当たる症状が現れたら、すぐに医療機関を受診してください。
また、長時間タンポンを使用して交換せずにいるのも良くありませんので、定期的に交換することを心がけましょう。
ナプキンがいらないショーツを使う
近年、ナプキンがいらないショーツというのがいろいろなブランドから販売されています。
メーカーによって若干差はありますが、ショーツに経血を吸収するパットがついており、ショーツ1枚でナプキン数枚分の吸収率があったり、1日中交換不要と謳っている商品もあります。
防臭効果も高く、長時間付けていても臭いも気にならないそうです。
洗濯時は重曹などを使用して洗濯する必要がありますが、日々のナプキンのごわごわ感から解放されるのであれば画期的なアイテムですよね。
デメリットとしては、経血の量が多い人はショーツ1枚だけではカバーしきれない日もあるので、ナプキンの併用が必要になってくるといったところでしょうか。
経血の多い日はナプキンを使用して、生理が終わりかけで経血の量が減ってきたときに、このようなナプキン不要のショーツを使用する選択肢も視野に入れると良いでしょう。
ナプキンの商品を変えてみる
実はこれは意外に思われるかもしれませんが、ナプキンの種類を変えるだけでかなり肌ざわりが異なりますので、不快感も変わることがあります。
ナプキンは本当にいろいろな種類がありますし、頻繁に新しい商品が発売されています。
これは私自身体験済みなのですが、「毎月使うものだし比較的安値で抑えよう!」と思いリーズナブルなナプキンを使用していましたが、かぶれやムレなどの不快感に悩まされていました。
そこで、ある日ちょっとコスパは悪かったけど、良さそうな商品があったので、乗り換えたところ、劇的に気持ち悪さが改善し、かゆみなどのトラブルも軽減しました。
もちろん感じ方には個人差があるので万人に合う商品はないと思いますが、今使っているナプキンを不快に感じている人は、商品を変えてみるのも1つの手かもしれません。
布ナプキンに変えてみる
同じナプキンでも普通の紙ナプキンではなく、布ナプキンを試してみるのもおすすめです。
同じナプキンでも素材が綿などであり、肌触りが紙ナプキンと全く異なっています。布ナプキンを使う人の多くが紙ナプキンの素材が苦手、合わないというケースで使い始めています。
布ナプキンは替える頻度が異なったり、つけ置き洗いをする手間が増えるなど少し使い勝手が変わってきますが、ナプキンを替える作業などは紙ナプキンと同様の勝手で使えます。
そのため、タンポンや月経カップと比べても、紙ナプキンから違和感が少なく変えられる生理用品と言えます。
布ナプキン自体にもいくつか素材の種類があり、メインはコットン(綿)となります。綿の中でも柔らかく目が細かいネル、より通気性、吸湿性、吸水性に優れるガーゼ、柔らく弾力性があるニット、タオルのような感覚のパイルなどが代表的なものです。
コットン以外では、リネン(麻)やシルク(絹)などの素材もありますが、やや上級者向きと言えるため、最初はコットン素材のいずれかがおすすめです。
布ナプキンの素材については以下の記事でもまとめているため、併せて参考にしてみてください。
布ナプキンの素材のおすすめは?実際のユーザーにも人気の種類など
ナプキンの気持ち悪さを取っ払う対策を考えよう
ナプキンの気持ち悪さが年に数回程度なら我慢できますが、毎月1週間その不快感に悩まされるとなると、気持ち悪いと感じている人にとってはこの上なくストレスですよね。
実は女性の閉経平均年齢は51歳と言われています。
それで計算すると、生涯経験する生理の回数は約450~500回ともいわれています。
それだけの回数を不快感に悩まされるというのは正直辛いですよね。
しかし、ちょっとした対策で驚くほど不快感を減らすことができますので、ナプキンの気持ち悪さに悩んでいる人は是非試してみて、生理生活を少しでも快適なものにしていただければと思います。
ナプキンの音が気になるときは
ナプキンを使用するときはその音が気持ち悪い、気になるという人も少なくありません。
ナプキンを変えるときの音の対策として、外装が不織布のナプキンを使用する、トイレの流れる音ボタンを押すなどが一般的となります。
これらの対策の詳細については以下の記事でもまとめているので参考にしてください。
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