思わぬ日に生理がきてしまい、それが外出先で気が付いたとき、女性にとっては非常にピンチですよね。
すぐにナプキンを買いにコンビニに駆け込める状況ならまだしも、近くにコンビニがなかったり、誰も頼る人がいなかったり、時間的にナプキンを買えないなど危機的状況になった場合どうすれば良いと思いますか?
ここでは、そんな女性のピンチを切り抜ける必殺技を公開したいと思います。
ナプキンを忘れた場合の3つの応急処置
トイレットペーパーを重ねて応急処置
これは1番手っ取り早く、簡単な方法ともいえます。
トイレットペーパーを何重にもして、とりあえずの危機は乗り切れます。
これであれば見た目からはもちろん分かりませんし、使用後もそのままトイレに流せるため処分も楽です。
化粧室に化粧用のコットンを置いているトイレもありますので、コットンや脱脂綿がある場合は、トイレットペーパーでコットンを包むようにして即席ナプキンを作ると、吸収率も高くなります。
ただしデメリットは、トイレットペーパーは水に溶ける性質ということもあり、長時間経血を吸収する能力はありません。
そのため、一時的な使用であれば問題ありませんが、長時間の使用となると難しいでしょう。
ハンカチやタオルを応急処置的に使う対処法
ハンカチやタオルがある場合は、布ナプキンの要領で代用できます。
ハンカチもタオルも両方ある場合は、タオルをハンカチでくるむようにすれば即席ナプキンの完成です。
経血の量にもよりますが、トイレットペーパーよりは吸収率が高くなりますので、外へ漏れる心配が少ないと思います。
デメリットは、タオルやハンカチの大きさによっては、ショーツでカバーしづらく外見から見ても膨らんで見えてしまう可能性があります。
また、そのまま捨てるわけにもいかないので、汚物は持ち帰らなければなりません。
ビニール素材のものがあれば尚良し
ビニール素材のものを即席ナプキンとショーツの間に入れ込めば、それで経血漏れ防止の役割となります。例えばラップや小さいビニール袋などがあれば使用すると良いでしょう。
夏場など暑い時期は少々蒸れるかもしれませんが、一時的な処置としては漏れないほうを優先したいと思いますので、漏れ防止にはビニール素材のものは有効です。
あくまで応急処置なので余裕ができたらすぐにコンビニなどへ
上記で紹介した方法は本当に緊急時の応急処置的なものです。
余裕ができたらすぐにでもコンビニ等でちゃんとしたナプキンを用意して変えるようにしましょう。
これらの応急処置ではどの程度の時間をカバーできるのかも不明確です。
特に多い日などはちゃんとした布ナプキンでも1〜3時間に1回程度の頻度で変える人も多くいるため、ハンカチやタオルではこれ以下の時間しか持たないと考えられます。トイレットペーパーではさらに短い時間となるでしょう。
これらの対処法を実施する場合はなるべく早く通常のナプキンに変えるということを心がけましょう。
ナプキンを忘れた場合の代用できるものは
ナプキンを忘れた場合、トイレットペーパーやハンカチなどで即席ナプキンを作る方法以外に、身近なもので代用できそうなものをご紹介します。
子供用紙オムツで代用
子供用紙オムツも尿を吸収するので、生理用ナプキンとして代用できないかと考える人もいるかもしれません。
確かに、オムツしか手元にない場合は、ティッシュペーパーよりは吸収率が高いので、丁度良い大きさに切って使用するのは良いと思います。
実際に私自身が、以前緊急事態に子供の紙オムツしか手元になく、使用してみたことがありますが、一時的な応急処置としては使えました。
ただ、そもそもの仕組みとしてオムツとナプキンは、尿を吸収するものと経血を吸収するもので使用用途が異なるため、オムツは経血を吸収するのには向いていません。
子供用紙オムツを常時生理用ナプキンとして使用する人はいないと思いますが、代用品としては意外と使えると思ったのが個人的な感想です。
キッチンペーパーで代用
キッチンペーパーは、ティッシュよりも吸収率が高く丈夫なので、代用品としては使えると思います。
何重にもすることで耐久性もアップします。
デメリットとしては、動くとズレやすいので、テープなどでショーツに固定できるとさらに良いかもしれません。
また、ティッシュ同様長時間の使用には向いていませんが、ピンチの時に応急処置として利用するには良いと思います。
おりものシートで代用
おりものシートとは、生理用ナプキンとは違い、日ごろから出るおりものがショーツに付着しないように使うものです。
おりものは経血や尿とは成分が異なり、どちらかというと粘着質が高く、経血のように水分も多くありません。
そのため、おりものシートも生理用ナプキンほどの吸収率はないものの、一時的な経血漏れを防ぐ程度なら効果が期待できます。
普段からおりものシートを使用していて、手元にある場合は、緊急時に使用してみても良いのではないでしょうか。
ナプキンを忘れた!なんてピンチにならないために
ナプキンを忘れてしまっても、とりあえず即席ナプキンで代用はできますが、ズボンやスカートを経血で汚してしまったり、椅子やソファーまで汚してしまうなんてことになったら、それこそピンチですよね。
カーディガンなどを腰にまいて隠したり、替えの服があれば良いですが、タイミングによってはそれも難しい場合もあると思います。
ナプキンを忘れてしまってもピンチにならないためには、どんな策があるのでしょうか?
予備のナプキンを常に携帯
日頃持ち歩くカバンや、車の中に数枚のナプキンを入れて持ち歩いているとピンチの時に活躍します。
定期的に新しいものと入れ替えることも気をつけければいざという時も安心して使えるのでおすすめです。
また、知り合いがナプキンがなくて困っているという場合などでも役に立てる可能性があります。
数枚であればそこまで場所を取るものでもないのでおすすめしたい対策の一つです。
低用量ピルで生理日を把握
低用量ピルで日頃から生理を管理しておけば、いつ生理がくるか分かりますので、急に生理になってしまったという危機に陥ることもありません。
低用量ピルは普段から毎日1錠服用し、服用を1週間休めば、その期間に生理がくるという仕組みです。(※中には1週間薬の成分が含まれていない偽薬を飲むことで生理を起こすタイプのピルもあります。)
そのため、いつ生理がくるか自分で把握できるので、事前に備えておくことができます。また、生理日を自分のタイミングでずらすことも可能です。
ピルを服用していると、比較的経血の量も減り、生理が軽くなりますので、生理期間もずいぶん楽になります。
一方、デメリットについては以下のようなものがあります。
- お金がかかる
- マイナートラブル(頭痛・吐き気など)の副作用が出る人がいる
- 重篤な副作用(血栓症 等)のリスクがごくわずかにある
これらのデメリットを見て副作用が怖いと感じている人もいるかもしれませんが、軽度の副作用は継続することで解消されるケースが多く、重篤な副作用は頻度が高くないため関係ないという人がほとんどです。
外出時の急な生理で苦い思いをした経験がある女性は、今後も付き合っていく生理ですので、できるだけ快適に生活するためにも低用量ピルの使用を検討するのも良いでしょう。
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