生理の時にタイツを履くけど、お腹が苦しいと悩んでいる女性が意外と多いです。
生理のときタイツを履く理由は、ナプキンがずれるのを防ぐためだったり、経血漏れを少しでもカバーできるようにするためだったり、冷えを防止するためだったりと様々だと思います。
そんな生理時の必須アイテムともいえるタイツですが、お腹を苦しめずに履ける方法があれば知りたいですよね。
そこで、タイツを履いてお腹が苦しいと悩んでいる女性に、いくつか解決策をお教えしようと思います。
タイツでお腹が苦しい理由
生理前は下腹部がぽっこりと出る傾向にあります。
その原因は、排卵後に分泌される黄体ホルモンと呼ばれる女性ホルモンの影響で、妊娠初期と同じような状態になり、水分や栄養を蓄えようとすることから、お腹がぽっこり出ると言われています。
また、生理期間中は便秘になりがちということもあり、お腹が張りやすいため、普段は普通に履けているタイツも、生理前後はきつく感じるということも珍しくありません。
お腹がぽっこり出る症状はPMSの症状の1つとも言われていますので、特別おかしなことでもありません。
そのため、生理前後にタイツを履くと普段よりウエスト周りがきつく感じる女性も多いはずです。
実際に一般女性26人にアンケートを取った結果では、生理前に1kg以下と1〜2kgほど体重が増える人が併せて8割以上という結果でした。アンケート結果の詳細は以下の記事でまとめています。
このように生理前では体重が増える人が多く、お腹も少し出てしまうことも少なくありません。
この期間にタイツでお腹が苦しいと感じてもそこまで不安を感じなくて大丈夫です。
タイツでお腹が苦しい時の3つの対処法
では、生理期間中でもタイツを履いておきたいと考えている人は一体どうすれば良いのでしょうか。
タイツを履いて、お腹が苦しいと感じたときにできる対策を3つご紹介します。
一時的にタイツを下げる
血流が悪くなっていることが苦しい原因の1つですので、一時的にも苦しいウエスト部分を解放してあげることで血の巡りがよくなり、苦しい状況は改善するかもしれません。
しかし、これは一時的な対処法に過ぎませんので、基本的に苦しいと感じた場合は長時間履き続けることはお勧めできません。
冷え対策でタイツを履いている場合はカイロや膝掛けなどで代用したり、経血漏れが心配な場合はナプキンだけでなくタンポンや月経カップを使用してみるなど、手段を変えて試してみたください。
お腹周りの部分に切り込みを入れる
これは実はあまり知られていない方法かもしれませんが、実際Twitterでこの情報を見つけ、試してみましたがかなり効果が高かったので共有します。
生理期間中ではなく、単に太ってしまって今までに履けていたタイツが履けなくなってしまった場合にもお勧めできる方法です。
以下のツイートのようにタイツのウエスト部分の一番分厚いところに2~3箇所切り込みを入れることでウエスト部分がかなり楽になります。
ストッキングのお腹周りの拘束感が大っ嫌いなOLたち〜!帰宅後一目散に脱がなきゃやってられない乙女たち〜!
今すぐ切ろう!切り込み入れよう!ネットに載っててやってみたらすこぶる快適…!( ᵒ̴̶̷̥́ ꒳ᵒ̴̶̷̣̥̀ )ほんと全然違う!洗濯しても大丈夫! pic.twitter.com/EktJm4diuw
— うさぎまる (@usagimaruuu) June 4, 2018
そして、確かに一番太い生地の部分のみに切り込みを入れているので、履き続けても洗濯をしても裂けることはありませんでした。
お手軽な方法になりますが、生理期間だけお腹が苦しくなる人がやってしまうと、生理が終わって通常の時にはブカブカになってしまうデメリットもありますので、生理用のタイツとして使うと良いかもしれませんね。
妊婦用のタイツに変えてみる
妊婦さん用のタイツがあることをご存知ですか?
実は妊婦さんでも着用できるように、お腹周りにゆとりがあり、少し膨らんだ作りになっているタイツがあります。
タイツの中でも厚手のものや、ストッキングなど結構色々な種類がありますので、タイツが必需品と考えている人は、あえて妊婦さん用のタイツを一着もっておくと良いかもしれません。
実際妊娠しているときに購入した妊婦さん用タイツですが、出産を終えてお腹が元に戻ってからも、お腹周りが楽だからという理由で履き続けているママさんの声を良く聞きます。
意外と重宝する妊婦さんグッズですので、お腹周りが苦しい人はタイツだけでなく、パンツやスカートなども探してみると良いかもしれません。
生理期間が終わると体重は戻りやすい
ホルモンバランスの影響で体重が増えたような場合でも、生理後の低温期の期間では戻る人が多くいます。
特に生理終了から排卵までの約7日間は痩せやすいとも言える時期なのでこの期間に自然に体重が戻る人もいます。
生理前にお腹がぽっこりしてタイツが苦しいと感じる場合でもこの期間まで待てるなら、時間をかけて対処するのも良いでしょう。
生理後のホルモンバランスなどについては以下の記事でもまとめているため参考にしてみてください。
生理後ダイエットで何キロ痩せる?生理周期の特徴を把握して効果的な方法を
タイツでお腹が苦しい場合の注意点
お腹が苦しいと感じてしまうということは、少なからず腹部に無理が生じているとも言えます。
生理の1週間とはいえ、あまり無理な状態を続けていると別のトラブルを引き起こす可能性もあります。
そこで、腹部を締め付けすぎることで生じる可能性のある悪影響について見てみましょう。
胃の圧迫
胃が圧迫されてしまうと、胃の動きが鈍くなり、胃の血流も悪くなります。
そのため、なかなか食事が喉を通らなかったり、万が一食事ができたとしても吐き気を引き起こし、ひどいと胃炎や胃潰瘍等へと進行してしまう可能性もあります。
しびれ・むくみ
締め過ぎにより長時間腹部が圧迫されると、全身にめぐる血流が悪くなるので、手足など末端の冷えや、しびれ、むくみ等を起こすことがあります。
生理中は、経血漏れを心配して睡眠中もタイツを履く人がいるかもしれませんが、あまり締め付けた状態で眠るのはお勧めできません。
便秘
お腹を締め付けることによって血行が悪くなり、腸の動くも悪くなります。
それが便秘の原因となってしまい、より便秘気味になってしまう可能性があります。
生理痛の悪化
体を一部分でも締め付けると、血行不良となり生理痛を悪化させてしまう可能性があります。
普段から生理痛に悩まされている人は要注意です。
タイツでお腹が苦しいときは無理はしないで!
タイツを履いてお腹が苦しいと感じるほど締め付けることで、何かしら体に悪影響を及ぼしかねません。
ましてや睡眠時など長時間にわたる締め付けは、さらにリスクを高めてしまいます。
お腹が暖かい、ナプキンのズレを防止できる、万が一経血漏れしてもタイツが1枚間にあれば漏れが少し防げる、など、生理期間中にタイツを着用したい理由は様々だと思いますが、お腹が苦しいと感じるほど締め付けるようなタイツは避けておきましょう。
また、普段から履いているタイツが生理中はPMSの影響もあり、履けなくなることも十分ありますので、どうしてもタイツを履きたい人は、生理用にお腹周りが緩いタイツを用意しておくと良さそうですね。
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