生理がこなくて不安に感じたことがある女性は意外と多いのではないでしょうか。
- もしかして妊娠しちゃった?!
- 生理不順で何か病気かも・・・
生理がこなくて不安になったときに、効果的なおまじないがあれば試してみたいですよね。
「生理がくるおまじない」について確認したことをまとめていきます。
生理が来るおまじない1:生理の友だちからうつしてもらう
生理がうつる現象は生理中の人に近づくことによって自分も生理になるというもの。このようなおまじないの噂を聞いたことがある人も一定数いるかと思います。
結論として、生理がうつるというのは科学的根拠はありません。
生理は脳から分泌される女性ホルモンによって引き起こされるものであり、風邪や感染症のような理屈で他人からうつるものではありません。
そもそも生理は排卵日から約2週間後に来る現象であり、排卵が起きた時点で生理日となる日がほぼ決まります。自分が生理になった場合、そのタイミングは既に2週間前に決まっていたとも言えます。
この点からも身近な人の生理を知ったら、それが原因で自分もすぐ生理になったというのは成り立たないことがわかります。
ただし、排卵自体は脳からの指令で起きるため、周りからの影響を受ける可能性はあります。
知人と生理の話をしていたら2週間後にお互い生理が来た、といった場合は少なからず脳が知人との会話で生理を意識した影響を受けた可能性もあるかもしれません。
いずれにしても生理の知人の近くにいたら生理がうつった、という現象は科学的には考えにくく実際に効果があるおまじないとは言い難いでしょう。
生理が来るおまじない2:就寝前に生理が来ることをイメージする
続いて、眠る前に「明日は生理になる」と強く念じることで生理がくるというおまじないについてです。
こちらも結論して科学的には効果があるものとは言えないでしょう。
先述の通り、生理は排卵日から約2週間後に来る現象であり、生理が来るにはその2週間前に排卵が起きている必要があります。
もし多少なりとも自分でコントロールできるとしたら生理日ではなく排卵日の方であり、生理が来ることをイメージしても脳に指令がいくとしたら排卵を起こすのを促す指令です。
仮に効果があったとしても排卵が起きて生理が来るのは2週間後です。
このおまじないをしたら次の日に生理が来た、という場合も偶然だったという可能性が高いと言えそうです。
生理が来るおまじない3:生理がくることを信じてジャンプ
次に紹介するのはジャンプすると生理が早めに来るというおまじないですが、当然科学的でない方法です。
繰り返しになりますが、生理は排卵が起きてから約2週間後にくる現象です。ジャンプをしても生理が起きる過程にはあまり関係がありません。
仮にこのおなじないで生理が来たというのも偶然のものと考えられます。
ただし、生理前の適度な運動はPMS(生理前症候群)などの緩和にも繋がるため、そのような目的も持って軽い運動をするのはアリです。あまり過度な運動は逆に体調不良に繋がるため、その点は注意しましょう。
運動すると生理がきやすい?
おまじないとは少し異なりますが、運動をすることによって生理が気やすくなるという噂や口コミも中には見られます。
前述の生理の原理を知っているとこれに関してもあまり根拠がないということがわかるかと思いますが、適度な運動することによって生理前の症状であるPMSを改善したりする影響は考えられます。
ホルモンバランスが良い方向に調節されることで生理の周期が改善したり、生理痛が軽くなったりするような影響は考えられるため、生理前にかかわらず適度な運動をするのはおすすめできることの一つです。
なお、生理を早く終わらせる運動があるという噂もありますが、実際にはそういった劇的な効果がある運動はありません。以下の記事でもまとめていますが、日々の運動で生理に良い影響を与える可能性あるものの、生理の期間を短くコントロールをするような方法は現実ではないということは知っておきましょう。
その他に生理をコントロールするおまじないはある?
おまじないと同じ噂レベルでは、「チョコや豆乳によって生理を早められる」といった口コミなども耳にした経験がある人がいるとかもしれません。
こちらの内容についてもあまり科学的なものではなく、実際に効果が証明されているものとは言えません。豆乳の大豆イソフラボンについては女性ホルモンに似た作用を持つため、大量に摂取すると生理に影響する可能性が知られていますが、過剰摂取はリスクが高いため避けるべきものです。
これらの内容は以下の記事で詳しく確認しているため併せて参考にしてみてください。
生理を早める食べ物はチョコや豆乳?根拠の有無と確実な生理日移動
生理が来るおまじないを試す前に知っておきたいこと
生理がこなくて不安に感じる人におすすめの方法の一つとして低用量ピルを使用して、生理の日を把握しておくことがあります。
普通であれば、だいたい生理周期は決まっているものの、1日や2日ずれることもあり、予想していた生理日と異なる結果になることは多くの女性が経験したことがあると思います。
ピルを使用することで以下のように規則正しく生理周期を迎えることも可能です。
ピルを使用することで生理周期をコントロールすることのほか、避妊の効果や生理痛やPMSの症状などを軽くできるメリットもあります。
日本ではピルの普及が遅れているとされていましが、近年は実際にピルを使用する人も増えており以前よりも身近になっていると言えます。毎月の生理が憂鬱に感じている場合はピルでコントロールすることを検討するのもおすすめです。
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