低用量ピルのメリットやデメリット|主な副作用や値段、入手方法などについても解説

低用量ピルには避妊の効果以外にも、生理痛やPMS症状の軽減、経血量の減少や月経過多の改善にも使われます。

しかし、現状では副作用の安全面や値段、入手方法などの面でやや抵抗がある人も少なくありません。

今回の記事では低用量ピルを利用するか検討する上で知っておきたい特徴などをまとめています。

目次

低用量ピルの特徴とメリット

低用量ピルは女性ホルモンを含む薬剤であり、継続して使用することにより生理に対して様々な影響があります。

基本的には毎日1日1回飲み続けることで効果が得られます。

低用量ピルの主なメリットは以下のとおりです。

・生理痛や生理不順の改善
・PMS(月経前症候群)の改善
・経血量の減少、月経過多の改善
・避妊効果

以前は低用量ピル≒避妊というイメージでしたが、現在は生理痛やPMSなどで利用する人も増えています。

上記以外にも経血の量が減るため、生理の対策として使用している人も多くいます。

低用量ピルのデメリット|副作用や費用がかかる

低用量ピルの主なデメリットは以下のとおりです。

・副作用がある
・費用がかかる
・基本は毎日服用であり、飲み忘れがあると効果が続かない

低用量ピルの副作用は一時的なものが多い

一番の懸念点は副作用です。しかし、実際には低用量ピルの副作用は発現頻度は決して高いものでありません

一般的な副作用として吐き気やむくみなどがありますが、これらの副作用は一時的であることも多くあります。継続して飲むことで気にならなくなるケースが多くあります。

また、重篤な副作用として血栓症がありますが、こちらも頻度はかなり低いものです。定期的な血液検査をすることで比較的安全に低用量ピルを使うことができます。

一般的なピルの値段は1ヶ月あたり2,000〜3,000円

低用量ピルの費用は、1ヶ月あたり2,000〜3,000円程度が目処となります。

これを高いか安いかで考えるかは人によりますが、他の生理用品の負担や生理に伴う解熱鎮痛剤などの費用、体調が良くなることを勘案すると、決してコスパは悪くないと言えます。

1日以上の飲み忘れは避妊効果が失われる|1日1回決まった時間の服用で対策

低用量ピルは毎日1日1回の服用が基本となります。

特に避妊効果に関しては、飲み忘れてから24時間以上(前回の服用から48時間以上)間隔が空くと避妊効果が下がるとされています。1),2)

現在は低用量ピルの服用管理アプリなども登場しているため、基本的には毎日の服用時間を決めて1日1回飲み続けることで飲み忘れの対策をするようにしましょう。

参考文献
1) トリキュラー錠28 くすりのしおり
2) 吉祥寺まいにちクリニック

低用量ピルの入手方法

低用量ピルの主な入手法は以下のとおりです。

・病院やクリニックを受診して処方してもらう
・海外の通販や個人輸入で購入
・オンライン診療サービスで処方してもらう

一般的な低用量ピルの入手方法は病院やクリニックの受診です。婦人科やレディースクリニック、場合によっては内科などでも処方してもらえるケースがあります。

海外からの通販や個人輸入という方法もありますが、こちらはお勧めできません。品質が悪くて副作用がでたり、場合によっては全く別の成分だったという事例もあります。また、万が一重い副作用が出たときに、国からの救済の対象にもならない可能性があります。

近年登場してきたのがオンライン診療サービスです。スマホのアプリ等で診察を受けることが可能であるため、病院やクリニックまで行く必要がなく、自宅にいながら処方してもらうことが可能です。

通販や個人輸入と異なり医師の正式な診察を受けるため安全面でも安心であり、他の患者さんの目が気にならないメリットもあります。

現在は複数のサービスが登場してますが、最もユーザーが多いサービスの一つが「スマルナ」です。

100万ダウンロードの実績があり、低用量ピルの値段も2,380円/月〜とかなりリーズナブルとなっています。

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この記事を書いた人

女性の生理や不調などについて記事にまとめています。

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