布ナプキンのトラブルとしてよく挙げられるものの一つに、布ナプキンがずれるということがあります。
この記事では実際の布ナプキンユーザーでずれる経験をした人の割合や、ずれることを防ぐ方法やずれた時の対処法についてまとめています。
布ナプキンのずれに困っている場合は参考にしてみてください。
布ナプキンがずれる経験をした人の割合は
実際の布ナプキンユーザー20人に対して、「布ナプキンがずれた経験はありますか」というアンケートを取ったところ以下のような結果となりました。
布ナプキンがずれた経験がある人はちょうど50%となりました。
今回の結果からは実に2人に1人は布ナプキンがずれるという経験をしており、布ナプキンユーザーにとっては定番の悩みと言えそうです。
布ナプキンがずれるのを防ぐ工夫とずれた時の対処法|裏技はある?
続いて同じく布ナプキンユーザーに対して「布ナプキンがずれるのを防ぐ工夫や、ずれた時の対処法を教えてください」というアンケートを取ったところ以下のような回答が得られました。
羽根つきのナプキンを選ぶ
・ ズレにくそうな形状の布ナプキンを選んで買う。(羽根つきのボタンあり等) (20代・女性)
・ 羽根つきのナプキンだと殆どずれないです。 (40代・女性)
・ 羽付きの物を使用するとズレないです。ズレた時は直ぐに取り替えに行きます。 (20代・女性)
布ナプキンでずれるのを防ぐ方法として、羽根つきの布ナプキンを選ぶことが挙げられます。
羽根つきのものであればほとんどずれないという意見も多く、ずれが気になる場合は羽根つきのものを新しく買うのが確実性が高いと言えます。
また、羽根つき以外には布ナプキンの素材を変えるだけでもずれにくくなるケースもあります。
布ナプキンはコットンの素材が一般的ですが、コットンの中にも目が細かいネルや、より粗く織ったガーザ、凹凸のあるワッフルや弾力性の高いニット、タオルのような感覚のパイルなど種類があります。
コットン以外ではリネン(麻)やシルク(絹)、モダールなどがあり、それぞれの特徴があります。自分に合う素材に変えるだけでもずれにくくなるケースがあるため、いろいろな種類の素材を試してみるのもおすすめです。
布ナプキンの素材については以下の記事で詳しく紹介しているため、参考にしてみてください。
布ナプキンの素材のおすすめは?実際のユーザーにも人気の種類など
ショーツのサイズに注意する
・ パンツの股幅をナプキンのサイズに合わせる (20代・女性)
・ 自分の体に合ったサイズ感のものを付けるのが良いと思う。 (40代・女性)
・ 布ナプキンがずれないように、布ナプキンに合うショーツを履くようにしています。 (30代・女性)
布ナプキンがずれる場合はショーツの方に原因があることも多くあります。
布ナプキンと相性が良いショーツを何種類が用意しておき、布ナプキンを使う時にはそれらのショーツを組み合わせるようにするのが良いでしょう。
ガードルやインナーを使う
・ 防ぐ工夫はガードルなどの補正インナーを一緒に履いたり、生理用ショーツを履いたらまだずれにくいです。 (40代・女性)
・ 上にガードルなどを履く。 (40代・女性)
ガードルや補正インナーなどを使用するのも布ナプキンがずれることを防ぐために有効な手段と言えます。
布ナプキンの専門店や専用サイトなどで取り扱っているケースが多いため、これらを試してみるのも良いでしょう。
ずれた時の対処法は?
・ パンツの上にさらにミニパンツを履くことでズレを防げます。ずれたらとにかく早くトイレへ!!です。 (20代・女性)
・ スナップボタンで固定するタイプだったのでズレる事はなかったですが、位置に違和感があるならすぐトイレで確認するのが安全だと思います。 (30代・女性)
・ トイレに行って直す。 (30代・女性)
ずれた時の対処法として実際の布ナプキンユーザーが挙げているのは、とにかく早くトレイで直すことです。
これに関しては特別な裏技などはなかなか無いため、普段行かないような場所に行くときはトイレの位置を事前に確認しておくなどしておきましょう。
その他の意見
・ トイレットペーパーをあてておくと、ずれない気がする (30代・女性)
・ ボタンの位置が合わないときはもうひとつボタンをつけてる (30代・女性)
・ ホルダーがあって、専用のショーツを使用するとズレません。 (40代・女性)
その他の意見として、トイレットペーパーを使う方法やボタンを重ねてつけるなどの方法を挙げる人もいました。
他にも専用のショーツなどを使う方法を挙げている人もおり、必要に応じてこれらの方法も試してみても良いでしょう。
なお、布ナプキンの専用ショーツは布ナプキンを使用することを前提として作られているショーツであり、普通のショーツよりも機能的に布ナプキンが使いやすくなっています。
生理を前提としたショーツであるため通気性が良い、かぶれにくいなど機能面がすぐれている反面、洗濯が手間であったり、販売されている種類があまり多くないなどのデメリットもあります。
これらの詳細については以下の記事でもまとめているため、併せて参考にしてみてください。
布ナプキン用ショーツの特徴と使っている人の割合|メリット・デメリットも
ずれるのがどうしても気になる場合は
実際の布ナプキンユーザーによる対策などを紹介してきましたが、それらを実行しても布ナプキンのずれは確実に防げない場合もあります。
布ナプキンがずれることがどうしても気になる場合、移動が多い日は他の生理用品を併用するなども検討すると良いでしょう。
通常の紙ナプキン(ケミカルナプキン)以外で、布ナプキンユーザーが違和感が少なく使い易いと言えるのが吸水ショーツです。
吸水ショーツは経血を吸収してくれるショーツであり、通常の紙ナプキンを使う必要がありません。比較的布ナプキンに近い感覚で使うことができ、多いものでは紙ナプキン4〜5枚の吸収量があるものもあります。
ずれるというトラブルもあまりないため、布ナプキンから別の生理用品の使用を検討する場合は第一候補になり得るものです。
その他では、タンポンや月経カップなど挿入するタイプのものもあります。基本的にタンポンは使い捨て、月経カップは繰り返し使えるというなどの違いからつかい分けるのが良いでしょう。
生理そのもの自体を軽くするには低用量ピルやミレーナ(子宮内ホルモン剤リング)もあります。低用量ピルは毎日飲む必要がありますが気軽に始められるメリット、ミレーナは一度入れれば数年効果があるというメリットがあります。
このように現在は生理用品として布ナプキン以外にも多くの選択肢があるため、ずれる点がどうしても気になる場合は他の生理用品も検討するようにしましょう。
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